オンライン内見って最近よく聞くけど、実際どうなんだろう?実際に内見する方がいいと思うけど、どれぐらいのレベルなんだろう?
実際に私自身もオンライン内見を20件ほどやってますが、お客様の満足度は結構高いように思います!!
では、今回は今はやっているオンライン内見に関して、解説させていただければと思います。
- オンライン内見の流れ
- オンライン内見のメリット
- オンライン内見のデメリット
- オンライン内見時のチェックポイント
この記事の対象の方 | 内見したいけど現地に行けない方、見学する時間があまりない方 |
記事の難しさ(★5段階評価) | ★★ |
この記事を読む所要時間 | 約5分 |
この記事を読むメリット | オンライン内見が理解でき、実際にオンライン内見してみたくなる |
まず、私の紹介をさせてください。
不動産賃貸のプロの私が、オンライン内見の流れ、メリット・デメリットに関して現場目線で説明させていただきます。気になっているけどまだやったことが無いという方はぜひ読んでいただければ幸いです。
オンライン内見までの流れ
- 物件を決めてオンライン内見予約(複数物件可)
- 日時を決める(ほかの内見者がいる場合は確認後日程調整)
- 事前にオンライン内見アプリなどをダウンロード
- 当日までに聞きたいことを確認しておく
- 見学日時になったらアプリなどを開いてオンライン内見に入る
- オンライン内見実施中は不明な点や要望は担当営業に遠慮なく伝える
- 申込するか検討する
メリット
デメリット
- 通信が不安定になる場合がある
- 自宅にWIFIがない場合、データを大量に消費する。
- 画質が悪い
- 匂いや湿気、音に関しては伝わりにくい
- 床の沈み具合や壁の質感などが伝わりにくい
- 担当営業の経験値や習熟度の個人差が激しい
オンライン内見時のチェックポイント
ネット上の間取り図や写真ではわかりにくいところを考慮して、聞きたいところを絞り込みしおくといいと思います。
オンライン内見までの流れ
物件を決めてオンライン内見予約(複数物件可)
気になる物件をリストアップして、オンライン内見物件を絞り込んで不動産会社に依頼しましょう。
日時を決める(ほかの内見者がいる場合は確認後日程調整)
オンラインの希望日時を調整しましょう。
他に家族・婚約者など一緒に内見する人がいる場合は、同時に内見する人と調整した後に、不動産会社の営業担当と日時調整しましょう。
事前にオンライン内見アプリなどをダウンロード
不動産会社が採用しているオンライン内見のためのシステムにより、事前にアプリなどダウンロードが必要であれば、ダウンロード&インストールをしておきましょう。
代表的なシステムはZoomやTeams、LINE、Home’sLive、FACETIMEなどです。
当日までに聞きたいことを確認しておく
前述の内見時チェックリストなどを参考に、ご自身で聞きたいことをまとめておくと内見がスムーズかつ効果的になります。
詳しくは後述の「 オンライン内見時のチェックポイント 」をご参照ください。
見学日時になったらアプリなどを開いてオンライン内見に入る
オンライン内見の予約日時になりましたら、アプリなどを開いてオンライン内見に参加してください。
なお、予約日時当日までに不動産会社から連絡が無い場合には、念のため不動産会社に連絡して確認しましょう。
オンライン内見実施中は不明な点や要望は担当営業に遠慮なく伝える
お客様も不動産会社もほかにもスケジュールがあります。そのため再度内見しなくてもいいように、気になったことや不明点などがあれば、遠慮なく営業担当に質問してください。
内見した物件の中から申込する物件を検討する
オンライン内見をして、「この物件がいい」と思ったら申し込みを検討しましょう。
時期にもよりますが、お客様がいいと思っている物件はほかの方もいいと思っている場合が多い人気物件の可能性が高いです。先着順の申し込みになるため、営業担当が信頼できそうであれば、一番早く申し込みが入りそうな物件はどれか?を聞いてみるといいかと思います。
メリット
遠隔地からも内見ができて楽で安全
オンライン内見は遠隔地から内見が可能です。
そのため交通費や店舗や物件に行く時間が節約できます。
外国からのオンライン内見も可能で、実際私の店舗でもワシントンから名古屋にお引越し予定のお客様のオンライン内見を時差調整しながらやったことがあります。
また、コロナが流行っておりますので家からすべて完結できるのは安心です。
おとり物件がない
これは当たり前のことかもしれませんが、現在申し込みが入り募集終了しているお部屋のオンライン内見はできません。よっておとり物件が無いとも言えます。
ただ不動産業界的に言いますと、最近はすごく厳しくなったため、おとり広告をわざとやっているような不動産会社はほぼ0に近いと思います。
不動産業界も透明度が高まってきたことを私自身も実感しています。
家族や友人・同居人も一緒に参加できる
オンラインのため、本人以外にも実家の両親や今は離れて暮らしている同居予定の婚約者など複数人で一緒にオンライン内見することが可能です。オンライン内見に招待したい人のメールアドレスを不動産会社に伝えれば招待メールが届きます。
パノラマ写真よりもイメージしやすい
実際にオンライン内見を受けると、やはり画像やパノラマ写真、間取り図だけ見ているよりもイメージが湧きやすいです。方位・明るさ・キッチンのスペース・お風呂の大きさなど写真とはイメージが異なる場合がありますので、参考になると思います。
実際に私がオンライン内見したお客様も、思ったより良かったとおっしゃっていただける方が多く満足度は高いようでした。
見たい箇所をアップで見れる
オンライン内見のメリットは、写真やパノラマ写真と違いアップできるところです。もちろん写真も拡大できますが、拡大すると画像がかなり荒くなってしまい結局何かわからないというのがほとんどです。
オンライン内見の際には、「キッチンのコンロのところをアップしてください」とか「お風呂の給湯器リモコンをアップしてください」とか現地で中継してくれている営業担当にお願いできます。
またアップしたところで、お客様のスマホでスクリーンショットしておけば画像として保存もできるので便利です。
担当の営業マンの雰囲気がわかる
メールだと営業マンの雰囲気はわからないですし、電話でも何となくわかりますが対面していないのでなかなか雰囲気は伝わりません。
その点オンライン内見ではいい意味でも悪い意味でも、営業マンの雰囲気や習熟度、段取りの良さなどが顕著に表れます。何回もオンライン内見を行っている営業マンやきちんと準備している営業マンとそうでない営業マンのクオリティの差はありますので、オンライン内見を通してこの営業マンに任せていいか判断する材料としてもいい機会になるでしょう。
デメリット
通信が不安定になる場合がある
物件に行って中継する営業担当は、スマホなどでオンライン内見を行います。
そのため、4G回線の場合が多く通信が安定しない場合があります。今後5Gの普及率が上がり利用ができるようになってくると、通信が安定するようになると思います。
自宅にWIFIがない場合、データを大量に消費する。
オンライン内見は、内見中はTV電話をずっとしているような状態のため、通信データを大量に消費します。
WIFIが無い場合は通信料が高くなる可能性があるため、極力WIFI環境でオンライン内見をしましょう。
画質が悪い
使用するアプリにより画質差がありますが、オンライン内見の時の画質は悪い場合が多いです。
これも5G普及により改善しておくと思います。
匂いや湿気、音に関しては伝わりにくい
これは物理的にどうしようもないのですが、 匂いや湿気、音に関しては確認が難しいです。
湿気に関しては体感は難しいので、洗面所や浴室の壁でクロスがはがれている箇所があるかどうか営業担当に確認してもらうといいでしょう。また音に関してはベランダに出てもらって車の音が聞こえるかどうかなどを確認するといいでしょう。
匂いに関しては、どうしても難しいので営業担当が信頼できそうであれば確認してもらってください。
床の沈み具合や壁の質感などが伝わりにくい
床の沈み具合に関しては、実際に歩いてみないとわからないです。そのため床なりがあるかどうかや沈み具合を営業担当に確認してもらってください。ただ感じ方の個人差もありますので、現実的には把握は難しいと思います。また壁の質感もわかりにくいですが、賃貸物件はクロス以外の壁は少ないので問題ない場合が多いと思います。
担当営業の経験値や習熟度の個人差が激しい
これは、オンライン内見が普及しだしてからまだ1年ぐらいなので致し方ないことですが、慣れていない担当者の場合は、撮影する感覚や段取りが悪い場合があります。
実際に私がオンライン内見していた際に、他の不動産会社の方にご案内とカブったことがありますが、その際に私がスマホに向かって話しているオンライン内見の様子にかなり驚かれていました。
ただ今後は普及していくと思いますので、スタッフの習熟度も上がっていくと思います。
オンライン内見時のチェックポイント
オンライン内見をする場合は、写真での確認は難しくても実際の物件であれば確認できることがあります。
具体的には、ベランダの陽当たりや周りの建物、部屋と廊下の間などに段差があるかどうか、カーテンサイズなどのサイズ確認などがあります。
前回ご紹介した内見時チェックリストなどを基に自分が聞きたいことをまとめておくといい内見ができると思います。
良ければ、下記記事をご参照下さい。
- オンライン内見は楽で便利(費用削減・時間削減・複数名参加可能)
- 写真やパノラマ写真よりもイメージがつかみやすく、アップ撮影も可能
- 4G回線からの中継のため、通信不安定で画質も良くない
- 実際に物件で触って確認する壁や床などの質感などは分かりにくい
- 担当の営業によりオンライン内見のクオリティは差がある
- デメリットはあるが、メリットの方が大きい。実際にオンライン内見後のお客様」の反応が上々。