赤ちゃんが生まれて、1年ぐらい。今住んでいる1LDKマンションは子育て世代が少ないし部屋も狭くなってきたから引っ越ししたいなぁ~
そうですね。1LDKだとご家族様世帯には少しせまいかもしれませんね。
でも、実際に赤ちゃんがいると周りにも夜泣きとかで迷惑かけそうだし。どんな物件がいいんだろう?
ご安心ください。赤ちゃんがいらっしゃるご家庭が、隣人ストレスなく快適に暮らせる物件選びのポイントを解説していきます!!
では、今回の記事内容です。
- 下記のチェックポイントを意識してお部屋探しをすることで、行動的にも便利でメンタル的にもストレスフリーな豊かな生活をできるようになります。
- 隣人に音で迷惑かからないようにするためのチェックポイント5点
- 子育て世代が快適に安心して生活できる賃貸物件を選ぶ際のチェックポイント8点
この記事の対象の方 | あかちゃんがいて賃貸物件を探しているご家庭 |
記事の難しさ(★5段階評価) | ★★ |
この記事を読む所要時間 | 約6分 |
この記事を読むメリット | 快適かつ安心な賃貸住宅が選べるようになる |
まず私の自己紹介をさせてください。
不動産賃貸のプロである私が、実際の接客した経験をもとに、あかちゃんがいらっしゃるご家庭が隣人騒音トラブルを避けて、かつ安心して快適に暮らせるための物件選びのポイントを解説します。
ポイントを押さえれば、必ずライフスタイルに合ったいい物件に出会えるはずです!!
チェックポイントはそんなに多くないので、ぜひご理解いただき物件選びや見学の際にご活用いただければ幸いです。
では、本題に入ります。
- 隣人に騒音で迷惑かからないようにしたいためのポイント5点
1-1 1階はおススメ!!
1-1-1 下の階がないため、足音で迷惑をかけない
1-1-2 移動の時も便利
1-1-3 埋まりにくい場合があるため設備が充実している場合あり
1-2 鉄筋コンクリート造の物件がオススメ!
1-2-1 防音性が高い=音問題ストレス少ない
1-2-2 気密性が高い=湿度が高い
1-3 角部屋がおススメ!!
1-4 世帯数が少ないマンションがオススメ
1-5 2LDK以上がオススメ
1-5-1 間取りが広い=余裕を持って暮らせる
1-5-2 隣人世帯が似た家族構成で単身や2人世帯が少ない=トラブルが少ない - 自分も快適に安心して過ごしたいためのポイント8点
2-1 住宅街
2-1-1 治安・学区がいい
2-1-2 公園が多い
2-1-3 同じ子育て世代の家庭が多い
2-2 セキュリティー
2-2-1 オートロック
2-2-2 モニター付インターフォン
2-3 宅配ボックス付がオススメ
2-3-1 ネットショッピングで活用可能
2-4 玄関の広さ
2-4-1 ベビーカーをおけるスペースが必要
2-5 和室がおススメ
2-5-1 クッション性がいい
2-6 お風呂は追い焚き&サーモ水栓がおススメ
2-6-1 貯めるお湯と蛇口の温度が使い分け可能
2-7 2回以上はエレベータ付がオススメ
2-7-1 ベビーカーを抱えて2階や3階へ登るのは辛い
2-8 実家の近くがオススメ!!
2-8-1 両親に助けてもらえる
2-8-2 適度な距離感を保てる
隣人に騒音で迷惑かからないようにしたいためのポイント5点
やはり、1番気になるところは周りの入居者さんに迷惑をかけたくないなという点だと思います。
自分もほかの部屋の音は気になるけど、赤ちゃんの夜泣きとかで他の入居者さんに迷惑かけてしまうかもと思ってしまうと、それがストレスになりつらくなってしまいますよね。
一番重要なのは、無理に赤ちゃんが泣き止むようにしたり、泣いていることに自分がストレスを感じないことです!!
赤ちゃんが泣くことは仕方がないことです。
とはいえ、周りの迷惑も気になると思いますので、ストレスなく快適に過ごすためのポイントを下記ご紹介します。
では、隣人との騒音トラブルを回避するためのポイントを5点ご紹介します。
1階はおススメ!!
下の階がないため、足音で迷惑をかけない
1階は下に部屋がないため、赤ちゃんの頃はもちろん成長して歩き出してからでも、歩く音を気にする必要がほぼないので、おススメです。
移動の時も便利
赤ちゃんがいる場合、ベビーカーは必須です。
買い物帰りなどは荷物もあってベビーカーもあるため、1階ですと移動距離も少なくて楽です。
埋まりにくい場合があるため設備が充実している場合あり
基本的に物件の中で、1階はセキュリティー面を考慮しても人気がないので、設備が他の階の部屋より充実している場合があります。
もちろん物件にもよりますが、1階のリノベ物件などがあればおススメですね!!
また、例えばガスコンロやウォシュレット等、もしこれがあればいいなと思う設備があれば、営業担当に交渉が可能かどうか確認してもらうのもいいかもしれません。
鉄筋コンクリート造の物件がオススメ!
防音性が高い=音問題ストレス少ない
やはり音を気にする場合には、鉄筋コンクリート造の物件がおススメです。
部屋と部屋の間にコンクリートが入っており、音が響きにくくなっております。
気密性が高=湿度が高い
鉄筋コンクリート造は部屋がコンクリートで包み込まれているような構造の為、気密性が高いです。
そのため、湿度が高いです。
湿度が高いというとネガティブなイメージを持つかもしれませんが、赤ちゃんにとっては喉を傷めにくい点でもメリットがあります。
各構造の特徴は下記の比較表をご参照ください。
角部屋がおススメ!!
中部屋の場合には、両隣の部屋からの音を気にしないといけません。
一方、角部屋は片方の部屋の音だけ気にすればいいので、音のストレスが半分になりおススメです。
世帯数が少ないマンションがオススメ
世帯数が少ないマンションは、多いマンションに比べて隣人が少なくなるためおススメです。
特に、下記物件は音を気にする方にとってはおすすめです。
- 1フロアに1部屋の物件
=上階と下階を気にするだけでOK - 1フロアに2部屋あり、その真ん中に共用廊下がある物件
=共用廊下が隣の部屋との障壁になってくれるため、音が響きにくい
2LDK以上がオススメ
間取りが広い=余裕を持って暮らせる
3人暮らしで2LDK以上の場合は、面積的に余裕をもって暮らせます。
心に余裕ができると、子育てに関してもいい影響がありますので、間取りが広い部屋に住むことをおススメします。
隣人世帯が似た家族構成で単身や2人世帯が少ない=トラブルが少ない
1LDKの場合ですと、子供がいない2人入居が多く、単身入居のお客様のいらっしゃる場合があるため、お子様への理解が物件全体として低い場合があります。
そのため、同じような境遇の小さいお子様がいらっしゃる家庭が入居している可能性が高い2LDK以上の物件への入居をお勧めします。
2LDK以上の物件は子育て世代も多く、赤ちゃんの夜泣きに関しても経験があり理解のあるご家庭が多いかと思います。
また同じぐらいの年齢のお子様がいるご家庭と交流を持てる可能性も高く、同じ物件内でママ友ができることは、子育てにとってプラスです。
自分も快適に安心して過ごしたいためのポイント8点
住宅街
治安・学区がいい
住宅街に関しては、比較的都心に比べて治安がいい場合が多いです。
また、小学校区として人気のエリアに関しては、治安がいいところが多いです。
お子様が小学校に入るときには賃貸に住んでいないかもしれませんが、学区をチェックしてエリアを決めることで、結果的にいいエリアになる場合が多いです。
- ガッコム
小学校・中学校はもちろん、幼稚園や保育園の検索までできるとても便利なサイトです。不動産会社が学区を調べるときに使っているサイトです。
上記でのべた内容は一般的には人気の小学校区だといいエリアであるという意見になります。
エリア選びに関しては、それぞれのご家庭で教育方針があると思いますので、その方針に従って合いそうなエリアを選定してください。
公園が多い
公園が近くにあるメリットは、下記のポイントです。
・赤ちゃんを散歩に連れていけて気分転換になる
・同世代のママ友もできやすく、コミュニケーションが取れて情報共有が取れる
また、実際に住む前には物件の近くの公園の特徴をチェックすることをおススメします。
下記が主なチェック内容です。
- 清掃などが行き届いているか
- 草がきちんと刈られているか
- 遊具が老朽化はないか?使用しても危なくないか?
また、子どもが歩けるようになった場合を想定して、物件から公園までの経路での交通量や側溝などの危ない場所を確認しておくと安心です。
同じ子育て世代の家庭が多い
住宅街の2LDK物件などの場合には、物件の他の入居者さんも同年代の方も多く子供への理解のある家庭が多いので、騒音などの面でもある程度大丈夫な場合が多いです。
併せて、入居の時には必ずあいさつ回りをするなどしてコミュニケーションをとっておくと、仲のいいママ友ができる可能性も高く、いろんな情報共有ができるため心強いと思います。
セキュリティー
オートロック
小さなお子様がいらっしゃる場合には、やはりセキュリティー面は気になります。
そのため、空き巣対策や不信者対策としても、オートロックはあったほうがいいでしょう。
モニター付インターフォン
もしオートロック物件でない場合には、モニター付きインターフォンがついている物件がおススメです。
モニターで判断できるため、勧誘などの訪問時にも有効ですね。
宅配ボックス付がオススメ
ネットショッピングで活用可能
今は、コロナの影響もあり外出する頻度が少なくなっていますし、テレワークをされている方も多いと思います。
そのため、ネットショッピングが増えるため宅配ボックス付きの物件が便利でおススメです。
宅配ボックス付きの物件は、必ず総戸数と宅配ボックスのボックス数を確認しましょう!!
ボックス数が少ないと、結局使うことができないといったこともありますので、総戸数に対してボックス数が多い物件を選びましょう。
玄関の広さ
ベビーカーをおけるスペースが必要
赤ちゃんがいるご家庭には、ベビーカーが必須です。
ベビーカーを置くのは、原則玄関になりますので、玄関の広さやどこにおけるかを確認しましょう。
もし玄関に靴箱がないシューズボックスがない場合には、シューズボックスとベビーカーを置いても問題がない広さかどうかを確認しましょう!!
和室がおススメ
クッション性がいい
和室は、若い世代の方にはなじみがあまりなく「必要ない」と思っている方も多いと思います。
ただ、子育てにおいてはかなり便利なお部屋です。
畳が固すぎず柔らかすぎずのちょうどいい具合のクッションになるため、赤ちゃんが寝がえりを打ったり立ち上がろうとして転んだりした場合にも安心です。
一見和室は意味がないように思いますが、実際に入居したお客様からは好評をいただいています。
お風呂は追い焚き&サーモ水栓がおススメ
貯めるお湯と蛇口の温度が使い分け可能
給湯リモコンとサーモ水栓があれば、お湯の温度が使い分けできてかなり便利です。
給湯リモコンを41℃で設定すれば、浴槽に給湯する温度は41℃になります。
ただ、41℃だと赤ちゃんには熱いので、サーモ水栓の蛇口のところで38℃ぐらいに設定してあげればわざわざリモコンで操作しなくても、温度調整が可能です。
私も、子供が赤ちゃんの時には、実際に追い炊き給湯リモコンとサーモ水栓を使って便利にお風呂に入れていました。
2階以上はエレベータ付がオススメ
ベビーカーを抱えて2階や3階へ登るのは辛い
1階ならいいのですが2階以上の物件の場合には、絶対にエレベータ付きがおススメです。
もし3階のお部屋で、ベビーカーがあり赤ちゃんがいて買い物の荷物などもあった場合には、正直かなりしんどいです。
実際に私は3階のエレベータ無しの物件に住んでいましたが、買い物帰りは結構つらかったです。
また奥さんが買い物のたびに毎回こんな思いをしているかと思うと、なんでエレベータ付きの物件にしなかったんだろうと思いました。
実家の近くがオススメ!!
両親に助けてもらえる
やはり奥さんにとっては、実家が近くにあることで安心できます。
ご主人の実家でもいいのですが、気を使ってしまったり波長や価値観が違うこともありますので、できれば奥さんの実家の近くがおススメです。
何かあってもすぐに相談できますし、赤ちゃんを少しの間預けて、自分の用事を済ませることも可能になってきます。
また、子育て中は適度に自分だけの時間を確保して息抜きすることも、とても大事です。
奥さんのメンタルを保つことが、結果的に家族がいい関係性でいられる秘訣かなと思います。
適度な距離感を保てる
どうしても、同居や2世帯住宅の場合は、距離が近すぎてメンタル的にしんどくなってしまうことがあると思います。
そのため、車で5分くらいのところですとか、1駅離れた場所ぐらいがちょうどいい距離感が保てておススメです。
両親や義両親とも適度な距離でいい関係性を保てるようにしましょう!!
- 物件の条件としては、鉄筋コンクリート造・1階・角部屋・世帯数が少ない建物・2LDK以上がおススメ
- 物件設備としては、セキュリティー強化・宅配ボックス付・玄関広め・和室有・追い炊き&サーモ水栓付・エレベータ付がおススメ
- 物件のエリアとしては、住宅街で治安のいいところ、公園が多いところがおススメ
- 結果的に、子育てを安心してできて、ストレスフリーで精神的に豊かに暮らすことが一番重要。それができる物件に出会えれば家庭は円満になります。
実際に私は、子供が赤ちゃんの時は賃貸マンションの3階に住んでいましたが、やはり音の問題で注意喚起の張り紙などをされたことがあり、ストレスにもなりましたし、しょうがないことなのに罪悪感が少しありました。