免許取り立てで駐車に自信がないけど、賃貸物件の駐車場って停めやすいのかな?
そうですね。物件によって駐車場の停めやすさは違いますね。
隣の人の車にぶつけたりしたらいやだなぁ・・・
確かにそういった事故もまれに有りますが、そういう心配をしなくていいように事前にチェックするポイントをご紹介します!!
では今回の記事内容です。
- 賃貸物件の駐車場のサイズと自分の車のサイズがマッチングするかどうか確認する方法
- 前面道路が狭いと入れにくい。前面道路の幅を確認できるサイト
- 隣の車サイズなどが確認可能であれば事前に確認
- 車購入前であれば、パーキングアシストやアラウンドビューモニターなどアシスト機能付きを検討
この記事の対象の方 | 車の運転に自信がない方、賃貸物件で駐車場契約を予定している方 |
記事の難しさ(★5段階評価) | ★★★ |
この記事を読む所要時間 | 約7分 |
この記事を読むメリット | サイズや幅を確認でき、安心して駐車できる物件を検討できる |
まず私の自己紹介をさせてください。
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不動産賃貸のプロである私が、今までの経験をもとにどこをチェックすれば、駐車しやすい物件選びができるのかを解説します。
ぜひ最後まで読んでいただき、安心して駐車できる物件に引越ししていただければと思います。
では本題に入ります。
駐車場の種類
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平面駐車場(青空駐車場)
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一般的には賃貸物件の約80%が平面駐車場です。
下記は平面駐車場の特徴です。
- 高さ制限を気にする必要が無い
- 屋根がない駐車場がほとんど
- 郊外の物件に多い
- 比較的駐車場サイズが大きい場合が多い
立体駐車場
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立体駐車場は、賃貸物件では少ないですが存在します。
下記は立体駐車場の特徴です。
一般的には賃貸物件の約20%が立体駐車場です。
下記は立体駐車場の特徴です。
- 車のサイズや重量に制限がある
- 屋根がある立体駐車場もある
- 都心の物件に多い
- 入出庫の際に時間がかかる
車のサイズの確認方法
ご自身の車のサイズですが、一般的にはネット検索するのが一番早いです。
下記のように「車種名 サイズ」で検索するとすぐにサイズが出てきます。
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また、ネット上でサイズを確認する際には下記を注意してください。
- 同じ車種でも型番によって、若干サイズが違う場合がある
- サイドミラーは全幅に含まれないので注意が必要
もし、詳しく厳密に確認したい場合には、自分の車の車検証で型番をチェックして自動車メーカーのホームページで確認することをおススメします。
では、一般的な車体タイプ別の目安イメージを下記ご紹介します。
小型車から中型車の目安
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上記の図の通り、幅2.5M×長さ5Mの駐車場であれば、軽自動車やコンパクトカーに関してはドアの開け閉めなども容易に可能です。
セダンやSUVに関しては、ドアの開け閉めが若干しにくいですが、隣との車の間は空いていますので、開閉可能な場合が多いです。
中型車から大型車の目安
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上記の図を参照いただくとわかる通り、すべての車種タイプにおいて開閉は若干しづらい状況になります。そのため、隣の車がどういった車種かを確認できるようであれば事前に確認したほうがいいです。
契約の際には、下記を注意しましょう。
- 実際の駐車場を現地で確認しドアの開閉が可能かどうかを判断しましょう。
- 立体駐車場の場合には、幅や長さはもちろんですが高さもチェックしましょう。
また、立体駐車場の中にはハイルーフ車対応の区画がある場合も有りますので、事前に確認しましょう。
立体駐車場の場合には高さ制限があり、1600㎝や1650㎝の制限も多いです。 - 現地にて確認できない場合には、オンライン内見で確認するか不動産会社に駐車場サイズを確認してもらいましょう。
駐車場サイズの確認
駐車場のサイズ確認方法は下記の2点です。
- 現地にて駐車場のサイズを測る
- 不動産会社にサイズ確認をお願いする
現地にてサイズを測る
物件見学などの際に駐車場サイズを測ります。
採寸する際のポイントは下記の通りです。
平面駐車場の場合
- 駐車場の長さと幅を測る
- 隣の車との間に、60㎝以上の幅があればOK
- 車止めの位置が適正か確認
測る際には、車止めのブロックから駐車場の手前の端および奥の端までの長さも図っておきましょう。
駐車場によっては車止めが、適切な位置に設置されていない場合があります。
奥過ぎるとトランクを開けにくいことがあったり、手前過ぎると車のバンパーがはみ出てしまうことがあります。
立体駐車場の場合
- 駐車場の長さと幅と高さを測る
- 高さが難しい場合にはハイルーフ車対応の区画がないか確認する
- 重量も確認する。重量の確認の場合には、4人+荷物が乗ったことを想定して+200㎏~300㎏を足して確認するといいです。
- 併せて、入庫出庫の際の所要時間も確認する
なお、一般的な駐車場サイズは下記の通りです。
車両種類 | 幅 | 長さ |
軽自動車 | 2.0M | 3.6M |
小型自動車 | 2.3M | 5.0M |
普通自動車 | 2.5M | 6.0M |
なお、車のドアの開閉および人が通行するためには、60㎝程度のゆとりが必要です。
平面駐車場の場合には隣の車の空きスペースも利用できますので、自分の車と隣の車の幅が60㎝あれば、ドアの開閉や通行に支障がないということになります。
よって、駐車場の境界線から隣の車まで30㎝、境界線から自分の車まで30㎝の合計60㎝あれば、OKです。
不動産会社にお願いする
遠方などにいて、現地確認が難しい場合には不動産会社にお願いしてみましょう。
方法としては、下記の2点です。
- オンライン内見で見学する際に、ついでにお願いする
- 不動産会社に電話やメールでお願いして、サイズを測ってもらい教えてもらう
個人的には、①のオンライン内見時に一緒に確認してもらうことがおススメです。
不動産会社としては、下記のような思考になります。
オンライン内見のメリットデメリットや注意点に関しては、下記記事をご参照ください。
![](https://estatemanager-in-nagoya.com/wp-content/uploads/オンライン内見-320x180.png)
![](https://estatemanager-in-nagoya.com/wp-content/uploads/f5bda6d6a069a24b3a26ac95a23a8191-320x180.png)
接道の道路幅の確認
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接道(前面道路)の幅はどれぐらいあれば停めやすい?
接道の幅は一般的には「4m」以上あると駐車しやすくなります。
下記の駐車シミュレーション図をご参照ください。
![](https://estatemanager-in-nagoya.com/wp-content/uploads/5bc8a2a10d54228d2d43cbd8deb60050-1.png)
![](https://estatemanager-in-nagoya.com/wp-content/uploads/0f426591f4194376440567e6690478e1-1.png)
接道サイズの確認方法
駐車場の接道(前面道路)が狭いと車が停めにくいため、前面道路の幅を測っておきましょう。
実際に現地で測ってもいいのですが、下記のサイトですぐに確認可能です。
名古屋市道路認定図の操作方法
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大通りまでの経路と道幅を確認
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運転に自信がない場合は、狭い道をたくさん通らないといけない場所だと不安になってしまいます。
大通りまで出れば運転しやすくなりますので、物件から大通りに出るまでの経路をチェックしておきましょう。
チェックするポイントは下記のとおりです。
- 物件から大通りまでの道路幅
- 一方通行があるかどうか
- 物件敷地内駐車場の前面道路が狭い場合は、カーブミラーがあるかどうか
- 大通りに出る交差点は信号があるか?信号がない場合はカーブミラーがあるかどうか
物件からの経路の検索は、前項でご紹介した「名古屋市道路認定図」とGoogleMapsのストリートビューで便利に確認できます。
ストリートビューの詳細な検索方法は、下記記事でご紹介しておりますので良ければご参照ください。
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隣の車の車種サイズを確認
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賃貸物件の駐車場、特に平面駐車場においては境界線から隣の車までにどれぐらいの余裕があるかが重要です。
そのため、隣の車の車種が確認できると駐車する際のイメージがしやすくなります。
確認方法としては、下記の通りです。
- 実際に車が停まっていそうな時間帯を狙って見学する
- 夜に物件に行って確認してみる
- 不動産会社にお願いして、物件の管理会社に確認してもらい教えてもらう
実際に車が停まっていそうな時間帯を狙って見学する
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物件を見学およびオンライン内見をする場合には、下記のような車が停まっていそうな時間帯を狙って見学するといいでしょう。
- 土日祝日
- 平日の夕方から夜
一番確率が高いのは、平日の夜になります。
ただ夜に物件見学をする場合には、室内に照明がないと見学しにくい点や陽当たりの確認がしにくい点が懸念点です。
夜に物件に行って確認してみる
もし物件まで近い場合には、夜に駐車場の状況を確認しに行くと、隣の車が停まっている可能性が高いです。
不動産会社にお願いして、物件の管理会社に確認してもらい教えてもらう
物件の管理会社は、物件に契約している車の車種を把握しています。
そのため、不動産会社にお願いして物件の管理会社に確認してもらいましょう。
管理会社に確認してもらう際には、下記が注意点になります。
- 管理会社によっては、個人情報の観点で教えてくれない場合がある
- 管理会社が登録しているのは、契約時の入居者の車両である場合が多いため、車の買い替えをしていたらわからない場合がある
もし駐車場の空き区画が複数ある場合は、管理会社によって選べる場合がありますので聞いてみましょう。
車購入前であれば
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車を購入する前であれば、アシスト機能付きの車がおススメです。
バックモニターは今や当たり前の機能になっていますが、運転に自信がない方は下記機能がおススメです。
- アラウンドビューモニター
- パーキングアシスト機能
アラウンドビューモニター機能
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日産のアラウンドビューモニターは、パーキングにギアを入れてバックするとナビの画面に上から見た車体の写真が表示されますので、かなり停めやすいです。
実際私も普段は日産「セレナ」を運転しますが、かなり停めやすくておススメです。
下記が各メーカーのアラウンドビューモニター機能と同等機能の比較表です。
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パーキングアシスト機能
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また、パーキングアシスト機能も今流行ってきています。
オプションとしてつける高額になってきますが、機能としてはかなり便利です。
まだまだ進化しそうな気がしますが、日産のプロパイロットパーキングはすべて自動でAiが判断して駐車してくれますので、かなり楽チンです。
下記はパーキングアシスト機能の比較表になります。
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また、余談になりますが今は若い方を中心に、車も賃貸感覚で所有される方が増えています。
新社会人なりたてであったり大学への新入生の場合は、限られた資金の中で車の購入や引っ越しをしないといけません。そのためリース契約はおすすめです。
もしサブスク契約やリース契約をする場合には、下記がおススメです。
- 駐車場には平面駐車場と立体駐車場がある。運転に自信がない方には平面駐車場がおススメ
- 車のサイズはネットで「車種名 サイズ」で検索するとすぐに出てくる
- 立体駐車場の場合には、高さもチェックする。高さが高い車の場合はハイルーフ専用区画があるかどうかをチェック
- 駐車場サイズの確認は現地で実施する。もし現地に行けない場合にはオンライン内見などのついでに確認をお願いすればOK
- 接道(前面道路)幅の確認も重要。接道は名古屋市道路認定図で確認可能
- 運転に自信がない方は、大通りに出るまでの道も確認すると安心。ストリートビューで経路を見ていくとイメージしやすい
- 隣の車のサイズを確認することも重要。駐車場に複数区画空きがある場合は隣の車サイズが区画を決めるポイントの1つになる
- 車購入前であれば、アラウンドビューモニター機能やパーキングアシスト機能がついている車がおススメ。