入居検討中

初めてでも安心‼現役不動産屋店長がオンライン内見時チェックリスト全46項目を大公開!!pdfダウンロード可能

入居検討者

オンライン内見を不動産会社にすすめられて、今度の日曜にオンライン内見予定だけどやったことないから少し不安・・・

やまびこ

心配はいりません。オンライン内見でも物件の雰囲気などはわかりますよ!!

入居検討者

でも実際に物件に行ってみたほうがいいのかなと思うけど、今東京にいて名古屋の物件を探してるからなかなか行けなくて・・・

なにか注意することってあるのかな?

やまびこ

そうですね。まずオンライン内見に関してはZOOMなどのオンライン会議などをしたことがあれば、そんなに変わらないので大丈夫です。

ただ、実際の物件と違って音や臭い、感触はわかならないのでその点を注意すれば大丈夫です。

入居検討者

そうなんだ。ZOOMは使ったことあるしオンラインミーティングもあるからその点は大丈夫かな。確かに臭いとかは気になるかも!!

やまびこ

そうですよね。では今回はオンライン内見でチェックすべきポイントを46か所まとめましたので、ご紹介します。下記からpdfをダウンロードいただき印刷してオンライン内見を迎えれば安心です。ぜひご活用ください。

では今回の記事内容です。

今回の記事の内容
  1. 通常の内見とオンライン内見でチェックの違いを把握する
  2. オンライン内見でチェックできない、嗅覚・触覚・聴覚を使ったチェック項目を整理して不動産会社に確認をお願いする
  3. 不動産会社の営業マンによっては、臭いや音に関して隠すこともあり得るため、信頼できる営業マンを見つけて相談する
  4. できる限り不安要素を確認して、自分が気に入った物件に申し込みを入れる

【オンライン内見でのチェックリスト活用イメージ】

この記事の対象の方 オンライン内見が初めてで不安な方
記事の難しさ(★5段階評価) ★★★
この記事を読む所要時間 約6分
この記事を読むメリット オンライン内見でもチェックリストを使って安心して申込ができる

まず私の自己紹介をさせてください。

不動産賃貸のプロの私が、オンライン内見が初めての方でも安心して検討できるよう、チェックリストをもとに解説していきます。

ぜひ最後まで読んでいただき、現地に行って内見できない方でも自分の希望条件に合った物件を見つけて、充実した賃貸ライフを過ごしていただければと思います。

では本題に入ります。

オンライン内見と現地内見の違い

メリットとデメリット

オンライン内見のメリットは上記の6点です。

では一つずつ詳しく見ていきましょう。

遠隔地からも内見ができて楽で安全

オンライン内見は遠隔地から内見が可能です。


そのため交通費や店舗や物件に行く時間が節約できます。


外国からのオンライン内見も可能で、実際私の店舗でもワシントンから名古屋にお引越し予定のお客様のオンライン内見を時差調整しながらやったことがあります。


また、コロナが流行っておりますので家からすべて完結できるのは安心です。

併せて現地へ行きませんので、電車の交通費や車のガソリン代の節約にもなります。

おとり物件がない

これは当たり前のことかもしれませんが、現在申し込みが入り募集終了しているお部屋のオンライン内見はできません。よっておとり物件が無いとも言えます。


ただ不動産業界的に言いますと、最近はすごく厳しくなったため、おとり広告をわざとやっているような不動産会社はほぼ0に近いと思います。


不動産業界も透明度が高まってきたことを私自身も実感しています。

家族や友人・同居人も一緒に参加できる

オンラインのため、本人以外にも実家の両親や今は離れて暮らしている同居予定の婚約者など複数人で一緒にオンライン内見することが可能です。

オンライン内見に招待したい人のメールアドレスを不動産会社に伝えれば招待メールが届きます。

パノラマ写真よりもイメージしやすい

実際にオンライン内見を受けると、やはり画像やパノラマ写真、間取り図だけ見ているよりもイメージが湧きやすいです。

方位・明るさ・キッチンのスペース・お風呂の大きさなど写真とはイメージが異なる場合がありますので、参考になると思います。


実際に私がオンライン内見したお客様も、思ったより良かったとおっしゃっていただける方が多く満足度は高いようでした。

見たい箇所をアップで見れる

オンライン内見のメリットは、写真やパノラマ写真と違いアップできるところです。もちろん写真も拡大できますが、拡大すると画像がかなり荒くなってしまい結局何かわからないというのがほとんどです。


オンライン内見の際には、「キッチンのコンロのところをアップしてください」とか「お風呂の給湯器リモコンをアップしてください」とか現地で中継してくれている営業担当にお願いできます。


またアップしたところで、お客様のスマホでスクリーンショットしておけば画像として保存もできるので便利です。

担当の営業マンの雰囲気がわかる

メールだと営業マンの雰囲気はわからないですし、電話でも何となくわかりますが対面していないのでなかなか雰囲気は伝わりません。


その点オンライン内見ではいい意味でも悪い意味でも、営業マンの雰囲気や習熟度、段取りの良さなどが顕著に表れます。

何回もオンライン内見を行っている営業マンやきちんと準備している営業マンとそうでない営業マンのクオリティの差はありますので、オンライン内見を通してこの営業マンに任せていいか判断する材料としてもいい機会になるでしょう。

デメリット

オンライン内見のデメリットは上記の6点です。

では一つずつ詳しく見ていきましょう。

通信が不安定になる場合がある

物件に行って中継する営業担当は、スマホなどでオンライン内見を行います。


そのため、4G回線の場合が多く通信が安定しない場合があります。

それによって画面が固まってしまったり、画質が悪くなる場合などがあります。

今後5Gの普及率が上がり利用ができるようになってくると、通信が安定するようになると思います。

自宅にWIFIがない場合、データを大量に消費する。

オンライン内見は、内見中はTV電話をずっとしているような状態のため、通信データを大量に消費します。


WIFIが無い場合は通信料が高くなる可能性があるため、極力WIFI環境でオンライン内見をしましょう。

匂いや湿気、音、感触に関しては伝わりにくい

これは物理的にどうしようもないのですが、 匂いや湿気、音、感触に関しては確認が難しいです。

  • 湿気:体感は難しい。
    洗面所や浴室の壁でクロスがはがれている箇所があるかどうかなどで湿気を判断
  • 音:ベランダで車の音などが聞こえるかどうか?オンラインで伝わる音は約60%ですので、それを考慮
  • 臭い:物理的にどうしても不可能、営業担当にお願い
  • 感覚:床の沈み具合や蛇口の硬さなどは営業マンに確認を依頼


担当営業の経験値や習熟度の個人差が激しい

これは、オンライン内見が普及しだしてからまだ1年ぐらいなので致し方ないことですが、慣れていない担当者の場合は、撮影する画角や段取りが悪いことがよくあります。


実際に私がオンライン内見していた際に、他の不動産会社の方にご案内とカブったことがありますが、その際に私がスマホに向かって話しているオンライン内見の様子にかなり驚かれていました。


ただ今後は普及していくと思いますので、スタッフの習熟度も上がっていくと思います。

オンライン内見が向いている方と活用方法

オンライン内見が向いている方

下記のようなお客様がオンライン内見に向いています。

オンライン内見の活用方法

【転勤の方】

転勤であと2週間で部屋を探さないといけない場合などは、今までは見学無しで物件を決めていた方が多かったと思います。

その場合には、物件の詳細をわからずに決めてしまうため、入居後に後悔する方も多かったです。

そういった場合には、オンライン内見をすればある程度の物件の雰囲気やチェックポイントが確認できますので、入居後に後悔する可能性が低くなります。

【コロナ禍で外出を控えたい方】

今現在、コロナ禍であるため外出自体に抵抗があるお客様も多いです。

そういった際にも、オンライン内見で物件を確認して、その他の情報収集をすることでより安心して入居を迎えることができます。

【仕事などが忙しく、内見する時間が取れない方】

仕事が忙しい方でも、仕事終わりや休日の時間を使ってオンライン内見が可能です。

やまびこ

オンライン内見に対応している不動産会社に相談すれば物件数や見学順序などを、お客様の都合に合わせてスケジュールしてくれます。

【気になった物件があり、物件の絞り込みをしたい方】

気になっている物件が複数ある場合には、オンライン内見を活用してまずは物件を絞り込みすることが可能です。

絞り込みをしたうえで、最終的にきになった物件を現地まで行って見学することで、探す時間や労力を減らすことができます。

気軽にオンライン内見の予約をしてみましょう。

【入居がまだ先の方】

学生様や新社会人様など、入居がまだ先だけど物件を見学してみたいといった場合には、オンライン内見はぴったりです。

SUUMOやHome’sなどでたくさんの物件を見ていても、自分の中で整理がつかない方は多いです。

そういった場合には、いったんオンライン内見をすることで物件探しのポイントや自分が実はこだわっていた潜在的な希望条件などに気付くこともよくあります。

やまびこ

オンライン内見をリハーサルと思って、実際に予約を取ってみましょう。

五感から見るオンライン内見で確認が難しいポイント

内見時に使っている五感

内見時に使っている五感は下記のとおりです。

上記の感覚の中で、オンライン内見で確認できない感覚は、下記の4点です。

  1. 聴覚
  2. 触覚
  3. 嗅覚
  4. 温湿感覚

聴覚

聴覚に関してですが、音に関する感覚です。

聴覚に関しては、もちろんオンライン内見時も聞こえるのですが、スマホなどのマイク性能を考えると、実際に現地にいるときと比較して、約60%程度の音だと思って内見すると音レベルが把握しやすくなります。

具体的には、下記のような項目をチェックします。

  1. 隣の部屋からの生活音がどれぐらい聞こえるか?
  2. 物件のベランダの窓を開けた際に、車や電車の音が聞こえるか

【①隣室からの生活音】

ずっと入居をする上で、やはり隣室からの生活音は気になるところです。

実際には、物件現地で見学しても日中は隣室の入居者がいない場合も多いので、聞こえない場合も多いです。

そのため、音に関しては物件構造で判断することが賢明だと思います。

【物件構造における遮音性ランキング】

  1. 鉄筋コンクリート造
  2. 重量鉄骨造
  3. 軽量鉄骨造
  4. 木造

また、最上階や角部屋などといったお部屋を探すことも有効です。

【②物件のベランダからの車や電車の音】

物件の立地が、駅徒歩3分以内の場合などは電車の音が気になる場合があります。

また、幹線道路沿いの場合には、車の音が気になります。

やまびこ

不動産会社にあらかじめ音に関してベランダの外の音や隣室の音も確認したいということを伝えておくといいでしょう。

触覚

触覚に関してですが、ものに触れる際の感覚です。

触覚に関しては、オンライン内見の際には物理的に感じることは不可能です。

そのため、不動産会社の営業マンに確認をお願いするしかありません。

具体的には、下記のような項目をチェックします。

  1. 床が沈まないかどうか?
  2. 各扉や各蛇口の開閉時に硬くないかどうか?

上記内容は、不動産会社の営業マンに確認をお願いするしかありません。

そのうえで、オンライン内見する際の営業マンに関しては、下記の2つのポイントを踏まえて選びます。

  1. 同性の担当者にお願いする
  2. 正直に答えてくれる誠実な営業マンにお願いする

【①同性の担当者にお願いする】

同性の担当者にお願いする理由は、身長や力の強さなどが似ているため、より自分に近い感覚で答えてくれるからです。

やまびこ

女性のお客様が男性の営業マンに蛇口の硬さを聞いて「問題ない」と答えられても、実際に入居したら女性の力では硬いといったことがあります。

できる限り同性の担当者にお願いしましょう!!

【② 正直に答えてくれる誠実な営業マンにお願いする】

営業マンによっては、うまく隠して申し込みをもらおうといった人も実際にはいます。

そのため、メールや電話のやり取りで信頼できる営業マンかどうかを見極めましょう。

信頼できるいい営業マンを見つけることができれば、自分が触れない・嗅げない・感じれない部分においても極力正直に答えてくれます。

いい営業マンを見極める方法は、下記記事をご参照ください。

メールから読み取れる、いい不動産営業マンの見分け方 不動産会社目線で徹底解説します!! 入居検討者 ネットから物件問い合わせをしたら、5社ぐらいの不動産会社からメールが来た( ;∀;) どの不動産会社...

嗅覚

嗅覚に関してですが、臭いを嗅ぐ際の感覚です。

嗅覚に関しても、オンライン内見の際には物理的に感じることは不可能です。

そのため、不動産会社の営業マンに確認をお願いするしかありません。

具体的には、下記のような項目をチェックします。

  1. 入った瞬間にタバコ臭やカビ臭等のにおいがないか?
  2. トイレ・キッチン・風呂・洗面の排水溝から臭いがしないか?

上記内容は、不動産会社の営業マンに確認をお願いするしかありません。

先ほどの触覚同様に正直に答えてくれる信頼できる営業マンを見極めて、確認をお願いしましょう。

その他感覚(温湿感覚)

物件の室内の温度や湿度も確認できない感覚です。

ただ現在は、スマホのアプリで温度計や湿度計のアプリのありますので、不動産会社にあらかじめお願いしておきましょう。

情報判断するときに使う五感の割合

五感の中で、人が情報判断をする際の各感覚の割合をご紹介します。

五感の中で、約87%が視覚で情報判断をしています。

そのため、オンライン内見で視覚を使って、物件情報をほぼ判断できるということになります。

とはいえ、オンライン内見だけで物件を決めるのには不安があるかと思います。

そこで、次に不安を少しでも解消するための材料を収集するため、不動産会社にお願いするリストをご紹介します。

不動産会社へのお願い

事前確認のお願い

下記項目を確認することで、オンライン内見で残る少しの不安を解消していきましょう。

種別 内容
管理会社名 物件の管理会社を確認することで管理レベルを調査
前入居者情報 退去理由・入居期間・家族構成を把握することで自分が入居する際に安心
空室期間 物件の人気具合を把握して、申し込みタイミングを検討

管理会社名を確認

入居後も安心して生活するために、管理会社の管理レベルをチェックすることは大切です。

内見チェックリストの中の項目である程度管理レベルが把握できますが、管理会社名を教えてもらいネットで検索することで、どういう管理会社か判断できます。

管理会社のホームページや口コミサイトなどでチェックすることで安心材料になります。

前入居者情報を確認

その部屋の前入居者情報を確認することで、自分が入居する際のイメージもつきます。

また部屋がきれいに使われていたのかなども把握しやすくなります。

下記が具体的な確認内容です。

  1. 退去理由
  2. 入居期間
  3. 空室期間

退去理由は、転勤や就職など問題がない理由であればいいのですが、トラブルで退去している場合も有ります。

具体的には、「騒音問題で退去・隣人ともめて退去・物件の管理が悪くて退去・室内設備など問題があり退去」といった理由が挙げられます。

また、上下や隣の入居者がどういう属性の入居者か確認することも不安が解消される確認項目の一つです。

ただ、上記のような理由は原則公開されません。

そのため、もし物件の詳細を確認したい場合には、管理会社の不動産会社に相談することがベストです。

管理会社の調べ方に関しては、下記記事でご紹介しておりますので、良ければご参照ください。

メリットが多い管理会社経由で申込したい‼不動産屋店長が紹介する裏技を含めた管理会社の調べ方6選 入居検討者 気になった物件があるけど、初期費用が安いとかメリットがある管理会社経由で申し込みたい。 でもネットを...

空室期間

空室期間を確認することで、物件の人気レベルを把握することができます。

もちろんSUUMOなどをずっと長期間見ていれば、気になる物件がいつから募集されていたのかを把握することはできるかもしれませんが、通常は確認が難しいです。

そのため、空室期間に関しても不動産会社に確認して、すぐに申し込みをしないとなくなってしまうような物件なのか、少し待っても大丈夫そうな物件なのかを把握しましょう。

内見当日のお願い

内見当日のお願いは下記の通りです。

安心して内見するために、把握して不動産会社にお願いしておきましょう。

下記の項目の中で必要なものをコピペしてメールなどに添付して不動産会社にお願いしましょう。

  1. 外観・共用部の各箇所の確認
  2. 周辺施設の確認
  3. 可能であれば、駅から物件までの経路の内見
  4. 同性の担当者に案内をお願い
  5. 臭い(水回りの排水のにおい・タバコ・カビ臭)
  6. 室内の扉や蛇口の硬さ確認
  7. 部屋の傾きをコンパスアプリで確認
  8. 床の沈み具合を確認
  9. 隣室からの生活音・ベランダからの外の車や電車の音の確認
  10. 各所採寸のお願い

    【必須箇所】
    ・カーテンサイズ冷蔵庫置き場
    ・ガスコンロ置き場
    ・洗濯機置き場
    ・必須箇所

    【必要があれば採寸】
    ・クローゼットの内寸
    ・室内の縦横
    ・天井高
    ・食器棚置き場
    ・玄関間口
    ・廊下幅
    ・扉開口間口
    ・洗面所扉間口
    ・エレベータ間口

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では今回の記事のまとめです。

まとめ
  1. オンライン内見はチェックリストをもとに内見すれば安心
  2. オンライン内見でチェックできない部分は、嗅覚と触覚部分
    音に関しては、約60%で判断すればOK
  3. チェックできない部分は、信頼できる誠実な営業マンを見つけてオンライン内見をお願いする
  4. 自分がオンライン内見に向いてるのであれば、リハーサルと思って気軽に内見予約を取ってOK
  5. 申込する際には、できる限り不安要素を取り除くためチェック項目に基づいてチェックする
  6. 手順通りやれば、オンライン内見でも安心して申込可能